60m×74mの電柵を作りました。空にはトンビがいっぱい

25日の富士河口湖町からの富士山です。

この日の最低気温はー8度でした。手前の畑は霜で白くなっています。

ここからは今日26日です。宝山で今年最後の作業です。現在、80m20mの電柵で囲んだ果樹苗床がありますが、今年約80本の果樹苗木を草原に移植しました。初めは果樹の横に立てた風車に守られていたのですが、草原一面がモグラの穴だらけで果樹苗木周りも苗木の根の下も穴だらけで、果樹が根を張れない状態でした。そしてついにシカが枝や芽や幹の皮を食べるようになりました。もう鹿避けの電柵で囲うしかありません。やっと備品が揃ったので今日作ることになりました。大きさは60m×74mです。

写真はありませんが、私と職員OB2人の3人で杭を立てる位置に印をつけて行きました。2人が角から角を長いメジャーで真っ直ぐ引っ張ります。私が片方の角から5mや6mの間隔で白いスプレーが出る線引きで十字の印をつけて行きます。その後、穴掘り機で杭を刺す穴を掘って行きます。機械のドリルの黄色い印まで穴を掘ります。

地面が凍って硬い所は力が要ります。yukinoさんが全体重をかけて踏ん張っています。

やっと入りました。全部で38箇所穴をあけました。

その後、私達は細い杭を穴に刺して行きました。土が柔らかくて深く掘れてしまった穴には、土を足して長さを調整するのですが、周りの地面は凍って固くて掘れません、スコップが曲がってしまいます。そこで土を盛り上げていた場所から、表面は凍っていましたがスコップで崩れたので運んで来て穴に入れました。

ここが出入り口になる場所です。5人が頑張っています。左の2人と右の2人の所に太めの杭が前もって立てられています。

右側にあるこの黄色いものは電気を通しません。電源を切って入りますが、ここを持ってバネが入っているので右に引っ張り引っ掛けた金具から外すと取れます。6mの出入り口なので搭乗式草刈機も軽トラックも余裕で出入り出来ます。

植物に詳しいYさんが電線をつないでいます。ここから皆んなで電線を5段の金具に通して行きました。

電柵内を歩くと霜柱が立っていました。カチカチです。

Yさんが果樹周りを踏むとベコっと凹みます。Yさんは霜柱で持ち上がった土が、硬いけれど踏んで凹むのだと教えてくれました。

車に水分補給に行くと、空が騒がしいので見上げるとトンビがたくさんいました。すごいスピードなのでピントが甘いですが迫力があります。

キャあー! ステキです、カッコいいです!

なんだなんだと見に来るようです。ひと通り見回すと遠くへ飛んでいきます。

そうだ、富士山と撮りたいと思い富士山の方を見ましたが、トンビが遠くて小さいです。

一富士二鷹と言いますが、一富士二鳶(トビ)で面白いと思いました。

 

全部の電線を張り終えた後、 Yさんがたるんでいる線を引っ張り締め直してくれました。

こちらも締め直しています。

右(南北)へ約60m、左(東西)へ約74mです。全長約256mの5段で電線は約1300m使いました。この杭の4段目の黄色い取手と左の4段目の出入り口の5mの電線は最後の調整の為に取り外しています。

「きけん」の黄色い札をかけています。その下にあるのがソーラー式の電源です。

今日の作業リーダーは15時頃までかかると考えていましたが、なんと12時30分に終了しました。男性3人、女性6人の9人でしたが、あっという間に終わった感じです。気温は1度〜3度と低いのですが、太陽が暖かく、じんわりと汗をかきました。 皆んなに食べてもらおうと大根葉と鰹節のおにぎりを持ってきました。皆んなこのおにぎりが大好きです。30分程食事休憩をしてから今年最後の挨拶をして解散しました。

 

最後にもう一度富士山を見るとトンビが飛んでいたので撮影しました。

明日は今年最後の精進川の畑に行きます。正月用のなます作りの為にダイコンを取りに行きます。協生農法のダイコンはとても美味しいです。クリスマスパーティーでダイコンのスティックを出したのですが好評でずっとウサギさんのように齧り続けている人がいました。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。