野人さん富士協生果樹農園視察

皆さまお久しぶりです。

9月16日、野人さん(協生農法提唱者の大塚隆さん)が富士協生果樹農園へ視察に来てくださいました。

野人さんと西園寺由佳会長代理

朝の9時から視察会がスタートしましたが、こちらからの参加者が総勢30名でしたので、急遽、野人さんのご好意で植物講習会をしてくださいしまた。

100mゾーンに自生するタラの木を指して説明中の野人さん。真剣な表情です。

同じく100mゾーンに自生するアケビを手に説明中。ハンドマイクを使用したので皆んなに聞こえました。

100mゾーンの次は電柵で囲った300本近い果樹の苗木を見て、その次にお茶の木を見ました。野人さんといつも一緒に来られる、協生農法でお茶を栽培している茶園の茶屋人さん(中村さん)が大変喜んでくださいました。お昼にホットプレートでお茶を炒って入れるから、皆んなでお茶の葉を摘もうと進めてくれました。

遊歩道予定地。雲に隠れていた富士山が少しだけ見えました。

次に、林入口手前に協生農法仲間が栽培しているハーブ、果樹、野菜の混成ゾーンを見て、林の中ではネットで囲ったベリー類約200本を見ました。そしてそのまま延長線上にある手付かずの遊歩道予定地を回り元の場所に戻ってきました。その間、野人さんは一個一個丁寧に食べられる有用植物の説明をしてくださり、また毒のある植物も教えてくださいました。

宝山での視察は11時には終わりましたので、本館地下ロビーに移動して、茶屋人さんに簡単にお茶を炒って飲める方法を指導していただきました。

ホットプレートは160度でキープし、手で揉んでゆきますが、一方向にだけ揉み、往復は揉まないそうです。熱いので軍手があった方が良いと思います。

由佳会長代理も挑戦しました。

10分程で出来上がりです。

部屋中に香ばしいお茶の香りがしました。実際に飲んでみるとスッキリとした、でも深みもある味で十分美味しくいただきました。

その後、昼食を食べて一旦解散しましたが、残れる方は午後から来られるシネコカルチャーの原人さん(舩橋さん)にご挨拶しました。そして最終的に15時頃に終了しました。

今回、野人さんと確認したのは、100mゾーンに富士聖地に自生する全ての有用植物を揃え、春から夏は各種山菜や木苺、ベリー類、秋はアケビやサルナシ、ヤマボウシ、オニグルミ、クリ、サンショウの実やムカゴなどを摘んでいただき、子供からご年配の方まで楽しく安心して協生理論を学び体験してしていただけるようにすることを話し合いました。何ヘクタールもある広い敷地に点在する有用植物を歩き回って見なくてもここで全て見ることが出来、自然の豊かさを実感していただけます。

また、広大ススキの草原には木をどんどん植えて増やしてゆくしか野菜などの成長はないということなので、まずは成長が早く活用もできるクワノキ やネムノキをたくさん植えてゆこうと思います。時間はかかりますが、 焦らずにコツコツと木を植え、いずれは素晴らしい果樹や有用植物の森 にしてゆきたいと思います。林の中に植えているベリー類はもっと早く 成長しますので、そちらは楽しみに待ちたいです。

お茶の木は春の柔らかい新芽から秋の大 きく育った茶葉まで、簡単に美味しいお茶に出来るということがわかりました。これなら今すぐにでも来ていただいた方に自ら摘んで炒って飲んでいただけます。本当に楽しみです。

至る所に「ツリフネソウ」が咲いていました。

秋の味覚です。アケビに、手前左からヤマボウシ、サルナシ、サンショウの赤い実です。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。

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