茶の木を移植する場所を測り印をつけました、風車も立てました

3日は宝山で作業でした。茶の木を植える場所を決め印を付けました。果樹を移植する10列は各列に10個穴を開けて既に70本移植し終えています。列と列の間隔は6m、果樹と果樹の間隔は5m開けています。最後の果樹の列から12m開けてから茶の木の列を7本測りました。茶の木の列は2m間隔です。果樹の周りは電柵で囲うのでぐるりを7m開けています。果樹と茶の木を合わせた広さは約60m×85mになります。すご〜く広いです。

ロープを張ってから印を付けて行きます。

9時から始めた時は富士山が全身見えていましたが、10時には雲が出てきました。

赤いペンキで印をつけています。ペンキは抵抗がありましたが、雨が降っても消えないしユンボで掘る時に良く見えるので使用しました。茶の木の列の間は、平くしなければデコボコだと機械で茶の木の頭を刈る時に高さが一定に揃いません。ユンボで果樹の穴を掘った時の芝が付いたままの土は穴の横に置いていますが、茶の木の場合は邪魔になるので何処か他の場所に運ばなければなりません。奥の方に土を掘り出した後の大きな穴があるので、そこに運ぶと思います。

前回果樹を移植した後に一本ずつに立てた風車です。

全ての風車にアルミのテープを貼り付けています。

アルミはカラス避けの為です。カラスはキラキラ光るものが苦手な様です。

10時になると雲が出て来ました。ここから雲に完全に隠れてしまいます。

草原が一面、70本の風車だらけなのですが、一枚の写真に収めることは出来ません。ドローンで上空から撮りたいなあと思いますが持ってません。この景色がどのように果樹農園になってゆくか、ドローンで記録して行きたいです。

 

以前、ススキ対策として草原にネムノキを植えていたのですが(ススキを制するには木を植えるのが良い、ネムノキの下は木漏れ日が届き、他の植物が育ちやすいと聞いたので)、茶の木を植えるので8本ほどまとめて避難させました。何処に配置するか改めて考えたいと思います。ネムノキにもシカ避けに風車を立てました。

風車はモグラ対策の為でした。新しく移植した果樹は、まだモグラ被害は出ていませんが、まだ1ヶ月しか経っていないので効果があるかどうかは引き続き観察する必要があります。シカ避けの為に果樹苗床には電柵をしていましたが、外に移植してネットで囲う事もしなかったので心配でしたが、シカは音がすると怖がるかもしれないと思い、風車の中にビーズの丸い玉を2〜3個入れて回るとガラガラ音がするようにしました。すると今のところ被害はありません。今まで草原に植えた木はネットで囲わないと、すぐにかじられました。もう一つ、まだ果実がなっていないので、関係ないと思っていましたが、なんとカラスの姿がとても減ったと、にじいろ農園の仲間が教えてくれました。彼女たちは3年間カラスとの戦いでした。花やハーブの苗をカラスが引っこ抜いてしまうのです。彼女たちはテグスを張って防げるようになりましたが、風車を立ててからカラスの数が減ったと驚いていました。前にも書きましたが近くに食品の産業廃棄物施設があるので500羽以上はいました。その子たちが何でも引き抜いて遊んでいましたが、林の奥の方に行ってしまったそうです。風車はまだまだ立てて行きます。茶の木の周りにも立てます。カラスの目で上空から見たら、チカチカして眩しいでしょうね。まだまだ観察を続けないと、効果あり!と断言できませんが、今後の結果が楽しみです。

このアルミテープを貼り付けた風車が、モグラ、シカ、カラス、と3つもの効果があるかもしれません。今のところ、カラスとシカには効いているようです。モグラは長期で見てみます。

8日にこちらを発って伊勢に茶の木を400本いただきに行きます。9日の朝から、茶園の茶木をトラックに搬入する作業をします。野人さんのスタッフの皆さまが手伝ってくださいます。9日中に帰って、10日の朝から宝山に移植します。ユンボで掘った溝に、400本をつめて並べて行きます。その後、用意した土をユンボで茶の木にかけてもらい、人の手で整えて行きます。去年は120〜130本しか運べませんでしたが、今回はその3倍です。観音開きの4tトラックなので高く積み上げられて扉が閉まるので400本も積めます。これから白光誌の「富士協生果樹農園だより」の原稿に取り掛かるので、次回のブログは一週間後になると思います。またご報告します。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。