稲刈りしました!

9日の報告です。ここは協生農法仲間のT夫妻の田んぼです。稲刈りをやってみたい人がたくさんいたので、協生農法仲間の皆んなで体験を兼ねてお手伝いに行く事になりました。200坪ほどの広さです。田んぼの入り口から撮りました。

一番奥には「マコモ」が植えてありました。

奥から入り口に向かって撮りました。

まずは稲刈りです。

後から束ねるので、一定の太さにして積んで行きました。

もう少しで刈り終わります。

こちらは束ねるのを専門にしています。両方やってみて、刈る方が簡単でした。束ねるのは、刈り取った稲を水で濡らしたワラ4〜5本で縛ります。稲の束がゆるまないようにワラを交差させしっかり締めてからワラを何回か回して、最後にその端っこをワラの間に突っ込むのですが、きっちり締まっているので指で隙間を開けていると指が痛くなってしまいます。これは力がいるので大変でした。

束ねていく方が時間がかかるので、稲刈りを終わった人達も入って皆んなで束ねて行きました。

雨が降り続いて、稲刈りが出来るか心配でしたが、前日の8日に天気が回復したので、少し柔らかい土でしたがなんとか乾いていました。

稲を干すパイプを組み立てました。

一つの稲の束の量を6対4に割り、それを交互にして干してゆくのでしっかりと詰まっていきます。最後に稲の束の頭を叩くと2つに割れた束がパイプに食い込み更に詰まって動かなくなります。この知恵は必要ですね。普通に並べていたらグラグラして強い風で落ちてしまうと思います。こちらの男性は一番若手で田んぼの持ち主のTさんです。

この逞しい姿の女性は奥様です。さすが慣れた手つきです。

初めての人も教えてもらいながらやってみました。

稲を刈るところから干すまでやりました。達成感があります! 総勢12人で2時間で終わりました。2人だと3日に分けてやるそうです。素人でも人数があると早く終わるのですね。まあ素人と言っても畑をやっているのでカマは持ち慣れています。この田んぼでは毎年120〜140kgのお米がとれるので、3人が1年間食べるのにちょうど良い量だそうです。すぐ横に山から流れる川があるので山水エネルギーが入った美味しいお米になると思います。この後、シートを広げて皆んなでお弁当とおやつを食べました。川の音が大音量で聞こえるのですが何故か自然の音は気持ちが良いのが不思議です。

昼食後、坂道を10分上ってTさんの畑に行きました。

2〜3年前から果樹を植えて協生農法の畑にしています。奥の方に大豆とこんにゃく芋が育っていました。

左がイチジク、右が百目柿です。

今までたくさん蒔いた種の野菜が、勝手に育って種を落として下草のようになっている場所もありました。

イチジクの実がなっています。

柿はまだこれからのようです。まだ青い実もありました。

また田んぼに戻りました。すぐ横の川です。下り方向です。

振り返って上流方向です。

ここに来るまで、結構くねくね道を上がって来ましたが、まだ上にも家があります。でも田んぼはしていないそうです。

とても景色の良い自然が豊かな所でした。富士聖地より200m程低い標高700mの場所です。無農薬無肥料で米を作られています。上流からの生活排水が川に入り、それが田んぼの水を引くと入ってくるのが残念と言ってましたが、人口の多い街の下流で作っている田んぼが多いので、数件の生活排水など微々たるものだと思います。圧倒的な川の水量でかき消されてしまうと思います。

私は稲刈りは33年ぶりでした、山で6年半ほぼ自給自足の生活をしていましたから、田んぼも6年間やりました。籾から苗を作りました。2件しか暮らしていない山の廃村で、機械も入らない小さな棚田を何枚か借りていました。全て手作業でした。稲を刈っていると束ね方や干し方もなんとなく思い出しました。私が玄米菜食ではありませんでしたが、自分が作った米を削るのは勿体無くて玄米で食べていました。それも土地を貸してくれたおじさんと一緒に焼いた炭で土鍋で炊いていました。美味しかったな〜。

 

これは雨上がりの10日15時30分の富士山です。

笠雲の下の雲が初めて見るような独特な形でした。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。