あまんどうの苗木をいただきました!

昨日のご報告です。この木はなんでしょう?

憧れの「あまんどう」です。ずっと欲しかった「あまんどう」の木です。

 

2019年12月3日のブログに掲載したものをもう一度ご紹介します。

地元の人は「あまんどう」と呼んでいます。甲州弁で「小さな柿」という意味だそうです。ネットで調べると、その小ささからマメガキと呼ばれる、柿の原種といわれている品種だそうです。昔は山梨県の各地で自生していたそうですが、今ではあまり見られなくなっています。去年(2018年冬)初めて「あまんどう」を食べて、その干し柿のような美味しさに感動しました。寒風にさらされて木の枝についたまま干し柿状態になるのです。冬に食べられる貴重な果実です。寒冷地の果樹農園にピッタリの野生柿を作れます。この「あまんどう」を増やしてゆきたいと思っています。

去年はビッシリたわわに実っていましたが、今年はポツポツしか出来ていません。これが自然の隔年結果という事なのですね。まだ黄色いものから焦茶色、干し柿状態まで色々ありました。

左はまだ渋い黄色、真ん中は甘くなった焦茶色、右は干し柿になりつつある状態。

大きさは1cm〜2cm位です。本当に小さな豆柿ですが、その中に1cm位の立派な種が3〜4個入っています。寒さに強いこの「あまんどう」を本当にたくさん増やしたいです。 以上、2019年12月3日のブログからです。

 

あれから、枝をもらって挿木にしたりポットに種を蒔いたり、色々仲間とやりましたが上手く行きませんでした。何処かに苗木が無いか探しましたがありませんでした。地元の人に聞くと、「皆んな昔は良く食べた、甘くて美味しくて実がなるのを楽しみにしていた、でも大きな柿が入ってきてその方が食べ応えがあるので皆んな大きな柿に植え替えた、だから今は「あまんどう」の木自体が無い」という事です。見事に切ってしまったそうです。

失敗しても何回でも種から育てるしか無いと思っていました。それが、友人の知り合いが「あまんどう」の木をくださいました。庭の梅の木のそばに自生していた「あまんどう」を切ろうと思った時に、友人が「あまんどう」が欲しいと言っていた事を思い出してくれたのです。友人は小さな苗木だと思っていたのですが、行ってみると10年ものの木でした。私は行かなかったのですが女性3人で掘り起こし運んできました。すぐに富士協生果樹農園のスタッフに連絡しトラックで取りに来てもらい、その日のうちに農園のススキの草原の中に植えました。

今日見に行って写真を撮りました。見事な木です。10年経ってやっと実が少し付いたそうです。運ぶために枝をたくさん切りましたが1m70cm以上あると思います。今年の12月には実がなると嬉しいです。富士協生果樹農園は広いのでたくさん増やしたいです。寒さに強いので寒冷地にあっていると思います。この小さな柿の先祖のような野生あふれる「あまんどう」を大切に育てたいです。 本当に嬉しいです。

それから、庭木の世話ができなくなった人から運べる範囲の大きさなら木を頂こうと思いました。ススキを衰退させるには木を植えるしかありません。木が育って枝を大きく広げる事によって十分な太陽光が得られなくなりススキが衰退します。もちろん一年生の苗木もネムノキなどはどんどん増やしたいですが時間がかかります。それにプラスして7〜10年生の苗木を移植すれば加速すると思います。それらの木の間に果樹を植えて協生関係になれば良いと思います。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。

 

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