野人さんにお特訓を受けてきました

昨日のご報告です。

23日朝8時過ぎ、ここは何処でしょうか? そう伊勢市の赤福本店です。冷たい雨が降っていたので、お店に入って暖かいお茶をいただいてホッとしました。

地元の協生農法仲間とその友人合わせて7名(子供1名含む)で、レンタカーを借りて22日に出発しました。河口湖町から5時間かけて到着し、ホテルでゆっくりと楽しくお話をして交流しました。

遊牧ガールとその妹は夜行バスで来るので現地集合にしました。彼女達は帰りも夜行バスです。21才と18才の若さだから出来るのでしょうね。

9時15分位に全員到着し、10時から野人さんのお話が始まりました。雨がなかなか止まないので、私たちが希望する畑の見学に野人さんは「行きたくないな〜」と言ってましたが、「絶対に行く。野人さんは車の中に居ても良いから。冬イチゴも食べたいし。」と押し通しました(笑) そして少し小降りになった11過ぎに出発しました。

もちろん、冬イチゴを食べました。優しい品のある甘さで美味しいです! 何株か持ち帰りました。

 

真冬だというのに、ふきのとうが出ていました。

結構大きいです。ランチの天ぷらになります。

 

この青い実のなる植物は、ジャノヒゲ(別名:龍の髭)という名前です。山で遭難した時生き延びれるので覚えておくと良いと教えてもらいました。

根に粒が出来ていて(根塊)、食べると甘いそうです。これを見つけて食べていれば生き伸びられるそうです。

ジャノヒゲよりもたくさん、根に30個くらい根塊がついているのが、ヤブランです。これも覚えていれば良いそうですが、冬の枯れた状態のものを探すのは大変そうですね。

これは、9月に富士協生果樹農園の敷地内に一箇所だけ咲いていたヤブランです。(9/16ブログより)

 

冬イチゴを食べた後は、畑の野菜を見に行きました。草の道のように見えるのは全て野菜です。野菜マルチ状態です。やはり富士に比べてこちらは温暖なのですね。少し羨ましいです。

小松菜、チンゲンサイ、水菜、春菊、レタス、大根、かぶ、等々、色んな種類が混生しています。みんな夢中でちぎって食べました。それぞれの香りや味がはっきりしていて、そしてどれもほんのり甘いのです。遊牧ガールも美味しいと驚いていました。

果樹の周りが小高くなっていて、そこに野菜達が混生していました。

 

この夏みかんの苗木の葉は鹿に全部食べられていました。この元棚田の一段に植えてある苗木はみんな葉っぱの無い裸木になっていました。

でもすぐ近くの畑に植えてある苗木は青々と葉っぱが茂っていました。木の種類が違うからでしょうか?夏みかんの方が美味しいのでしょうか?

 

次は植林活用実験地です。スギやヒノキを2m以上残して切っています。こうする事で枝が無くなり日が差し込み、でも木は生き続け、木のエネルギーを活用する事ができます。果樹が育つまで待たなくても、すぐに野菜や有用植物が育ちます。素晴らしい活用法です。

こちらは、上の部分を切断されても生きているので、また枝が出てきています。キウイなどの蔓性植物が幹に巻きつき登ってきたら、この枝も利用して横に伸ばして収穫しやすいキウイ棚を作る事ができます。棚田の後に植えられた植林は平なのでより活用しやすいと思われます。また太くなり過ぎた木は切り出し運ぶのは道がないと大変だと思いますが、密集して植えられ細くしか育たなかった木の方が作業がやりやすいと思いました。

 

さあさあ、待ちに待ったランチタイムです。2時半になってしまったので、全員お腹が空いています。

まずは、牡蠣ご飯

猪汁(美味しかった〜。おかわりする人続出)

猪焼肉

他に、カキフライ、鹿ステーキ、フキノトウ天ぷらは熱々を競って食べたので写真はありません。後、ワカメのしゃぶしゃぶは、一番最初だったので、お腹が空いていて夢中で食べたので写真はありません。

みんな美味しそうに食べています。幸せな時間でした。(ほとんど食べ終わった状態です)若者達もいっぱい食べました。

想像以上に食べたようで、鍋に少ししか残っていない猪汁を見たスタッフの人が「ウソだろ!」と驚きの声をあげていたと友人が教えてくれました。スタッフの人の賄い分が無くなってごめんなさい。

 

食後、ありがたい事に5時半まで野人さんの講義は続きました。

野人さんのブログにも書いてありますが、日本の植林問題と、竹が木を押さえ山を浸食する問題を語ってくださいました。竹に比べればスギやヒノキは可愛いもの、その凄まじい勢いはこのまま放っておくと大変な事になります。でもその活用法はすでに野人さんの頭の中にあります。それは野人さんのブログでまた語っていただけると思います。

今回、色々とお話を伺って、改めて人々の価値観が変わり、意識が変わらなければ、この協生農法を含む協生理論は理解され難いと思いました。ここ数千年や1万年くらいの歴史から学んだ常識や科学では今の地球環境も人類の病も救えません。野人さんが言うように、地球誕生から海の誕生、陸の成り立ち、植物の進出、どうやって表土が形成されたか、46億年という歴史を学ぶ必要があります。

その講習会が桜自然塾で2月9日にあります。今度は富士協生果樹農園チームと行ってきます。もちろん地元協生農法仲間も行きます。

 

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