樹齢1200年以上の「七本杉(ひちほんすぎ)」

河口湖町の畑にはまだ雪が残っています。

今日から冬休みに入りました。

地元協生農法仲間の山林にコンテナが設置されたので見に行きました。小屋として皆さんにくつろいでいただけるようこれからリフォームするそうです。私も電動ドリルを持参してお手伝いさせて欲しいと思っています。約300坪のスギ、ヒノキの人工林ですが、野人さんの指導の元、半分伐採し果樹の苗木を少し植えています。来年からの構想図がもうすでに出来上がっているようです。

日本の山はほとんどがスギ、ヒノキの人工林です。安い輸入材に押されて採算が取れないので放置された山は、間伐されないので過密状態で育ち、枝打ちもされないので日が当たらず昼間も薄暗い生き物の気配が全くない状態です。当然保水力は無くなり根も浅いので土砂災害を起こします。動物が食べるものもなく生物多様性から程遠い不自然な森?です。

彼女はこの植林を徐々に果樹に入れ替えて、人間や動物が食べられる有用植物の森に変えてゆき、植林の山が協生農法で豊に生きて行ける宝の山になるというモデルを作ろうとしています。ぜひ成功させて、若者や退職後のまだまだ元気な年配者が植林の山に入ってゆきたくなるような姿を見せられるようになって欲しいと思います。協生農法で自分も人も健康に生きて行けるし、保水力のある本来の森を復元し、台風の後も濁らない透明な川を取り戻し、なんと言っても生命のふるさとである海を守るという誇り高い生き方ができます。この植林問題を解決できる大きな可能性がこの小さな林から始まろうとしています。しかし協生農法を含む協生理論は奥が深く、既成概念や常識を持ったままでは理解し難いと思います。興味のある方は提唱者の大塚隆(野人さん)のブログや書籍を良く読んでください。

 

昼から河口湖に行きました。京都から来た友人の妹さんに撮影スポットを案内しました。

明日は天気が崩れるので、どんどん雲が増えて来ました。

 

次にお気に入りの「河口浅間神社(かわぐちあさまじんじゃ)」に行きました。入り口からもう巨木です。以前は静かだったのですが最近は海外からの人が多いです。写真に写っている人も外国の人です。この後どんどん増えて来ました。

大きさがわかるように友人に立ってもらいました。

境内には樹齢1200年以上の「七本杉(ひちほんすぎ)」と呼ばれる7本のスギの御神木があります。

こちらの御神木が一番根が大きいです。

根廻りが30mもあるのですね。根から天辺まで全身をカメラで取れないのが残念です。

祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。世界平和と協生農法の成功をお祈りしました。

古木には計り知れない叡智を感じます。ただ黙って宇宙からの愛のエネルギーを地球に降ろし続け隈なく行き渡らせていると思います。全ての生きとし生けるものが互いに尊重し合い共に豊かに生きられるようにと願う祈りの存在にも感じます。人間に対しても怒りもせず批判もせずただ黙って見守り愛だけを与える大きな存在、一本の古木の働きの大きさに頭が下がります。古木さん、木々さん、植物さん、山さん海さん大地さん、全ての生き物さん、地球さんありがとうございます。

 

帰りにもう一度河口湖の湖畔に行きました。今度は神社に行く前の場所から真反対側です。こちらは富士山と夕焼けを撮りに来るのですが、富士山は雲に隠れていました。

太陽が姿を表してくれました。

 

皆様、本年は協生農法に関心をお持ちいただきありがとうございました。皆様の暖かいお気持ちのエネルギーが大きな力になります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。色々と形になって来ましたら、またお知らせいたします。

それでは良いお年をお迎えください。

 

 

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