野人さんの視察会と茶屋人さんの釜炒り茶講習会

10月4日〜6日にかけて、協生農法提唱者の大塚さん(野人さん)がスタッフ含めて4人で富士協生果樹農園の視察に来てくださいました。4日は由佳会長代理が、ぜひお会いしてご挨拶をしたいとおっしゃられたので富士聖地に寄られました。夕方の到着でしたが、事務棟のロビーで大勢の職員ともお会いになられ楽しいお話をされてみんなの笑い声が絶えませんでした。その後、宿泊する山荘で、協生農法仲間が持ちよっった料理でおもてなししましたが、伊勢から新鮮な魚のスズキを持ってこられ、その場でさばいて美味しい刺身を作ってくださいました。そして5日の午前中は富士宮市の精進川の畑を視察していただきました。上の写真は、梅の古木がある川沿いの畑です。

9月に作った棚に巻きついて実をならしているヘチマを見ていただきました。まだ花も咲いています。

パパイヤは、11月から12月に青パパイヤで収穫した方が良いとの事です。標高340mだと冬には完熟せずに枯れてしまうそうです。青パパイヤを千切りして炒めものにすると美味しいですよね。

この畑には、自宅で種から育てた甘夏を移植しました。全部で4本植えました。

 

これは5月5日に由佳会長代理が作られた協生キットです。真ん中にアンズを植えて周りに野菜やハーブの種や苗を植え、さらにその周りに大豆やサトイモを植えました。サトイモが肥料をあげなくてもこれほど大きくなるのは、畑が放置されていた間、埋め尽くしていたクズの残像エネルギーがあるからだと、説明してくださいました。この後は、2〜3年の間、土壌が正常化するまでは大きくならないそうです。そう言えば自宅横のカラマツ林が伐採された後に植えたキュウリは重さが1kgの巨大なものができました。木の残像エネルギーの働きです。その次の年からはできませんでした。

 

5段の段々畑の2段目です。丸や四角の畝を作っています。(写真は10月2日撮影)

2段目の奥は丸と四角の畝を並べて作っています。このようにはっきりと畝が分かった方が、草刈りの時に楽だからです。草が伸びて果樹がまだ低く見えなくなると、草刈機で果樹をカットしてしまう事があるからです。(写真は10月2日撮影)

3段目は、少しだけ果樹周りを畝にしています。このイチジク の果樹は先日の台風で傾いてしまったので、3本の支柱で支えています。(写真は10月2日撮影)

4段目は石垣に沿って細長い畝を作りました。支柱を押し付けて種をまく穴を作っています。スナップエンドウとニンニクを植えました。(写真は10月2日撮影)

最後の5段目です。やはり丸や長方形の畝を作りました。(写真は10月2日撮影)すべての畑を見てもらい、これで良いと言ってもらえました。

 

少し上った場所にある、お借りしている茶畑を見ていただきました。

茶屋人さん(お茶の栽培から製品までされている中村さん)に見ていただいています。

専門家の目で見ていただいたところ、ここの茶木は30年は立っているとの事です。秋には剪定用のバリカンで上をカットして春の新芽を収穫するようにした方が良いとの事です。広くて驚いていました。

お茶の花や実がたくさんできていました。現在の茶園では見られないそうです。

大きなメスのカマキリがいました。

 

午後から宝山に戻り、合気道場で昼食後に釜炒り茶の講習会を開催しました。こちらは宝山の茶葉です。まだ花は咲いていませんでした。

こちらは精進川の茶葉です。花も入れました。

茶屋人さんが優しく丁寧に炒っています。本当にお茶を愛している方です。

揉みに入りました。同じ方向に揉みます。

宝山の茶葉も仕上がって来ました。 全員で少しずつ飲みましたが、感想は両方とも美味しいという意見でした。茶屋人さんは精進川のお茶の方が美味しかったかなと言ってましたが、素人にはあまりわかりませんでした。

合気道場の外で野人さんが「クマイチゴがあるぞ」と教えてくれました。「これをどんどん100mゾーンに移植したら良い」とも言ってました。確か以前にYさんが教えてくれたと思います。

 

茶会の後は、富士協生果樹農園の視察です。まずはちょうど食べ頃のアケビを皆んなで食べました。

鈴なりとはこの事ですね。手の届く所にもいっぱいなっていました。由佳会長代理のお友達で野人さんも協生理論の理解の深さを認めているHちゃんは、全身で喜びをあらわし大はしゃぎでした。

富士山も優しく見守っているようでした。

ありがとう、富士山。素晴らしい時間が流れています。

ダイコンやシャクシナを間引きました。 Hちゃんはここでも大感激でした。

この畑にはカボチャもありますが、このカボチャの模様は筆で描いた絵画のように見えます。(写真は10月2日撮影)

野人さんが、青じそと赤じそは近くに植えない方が良い、青じそは香りがなくなるし赤じそも味が悪くなるし、交配して何じそでも無くなる、遠くに離して植えるように、と教えてくれました。

ここは、野人さんもスタッフも、 Hちゃんも、皆んなが素晴らしいと感心した「にじいろ農園」です。 K子ちゃんが働きながら週末にお母さんの Sさんと協力して、すべて手作業で芝やススキを掘り起こし作り上げていった農園です。富士協生果樹農園は広大なのでどこでも一角好きに作ってくださいとお願いしたら、素晴らしい農園を作ってくれました。この果樹を守る鹿除けの柵もオニグルミの枝を使用しています。彼女はハーブが好きなので、色々な花の咲くハーブも植えてあります。

「タイワンシュウメイギク」(写真は10月2日撮影)

白いタイワンシュウメイギク

「アオバナフジバカマ」

「チェリーセージ」

「クミスクチン(別名ネコノヒゲ)」

「コスモス」

「キバナコスモス」

「セイヨウマツムシソウ」?

野人さんも私も花を植える発想は無かったので、美しいと感じることも大切な事だなと思いました。

 

「にじいろ農園」のそばに置いてある手作りのベンチに座る、野人さん、茶屋人さん、協生農法仲間

地元協生農法仲間の「オバチャ〜〜ンズ」 ここに座ると真っ正面に富士山が見えます。

 

この日の夜は、待ちに待った日本一のブイヤベースです!! 野人さんのスタッフの翼くんと川崎さんが作ってくれました。本当に美味しかったです!!! 美味しい食事はみんなを笑顔にします!幸せにします!  Hちゃんが持参したバケットに合いました。

外のデッキで食べました。子供たちも大満足でした。バーベキューも茶屋人さん、 Hちゃんが一生懸命火を起こし焼いてくれました。この夜は野人さんとしっかりお話ができました。来春からやる事を決めていましたが、相談して背中を押してもらえました。回を重ねる毎に、繋がりの深さを感じます。まるで同じ目的に向かって力を合わせて働く家族のようです。野人さん、生まれて来てくれてありがとう!!

 

帰る日の朝は、宝山に寄って、伊勢に持ち帰るクロモジの幼木を掘りました。

伊勢の山にあるクロモジは大き過ぎて掘り起こせないそうです。伊勢に行ってらっしゃい。野人さんからは6月に大きな実のなるサルナシの苗をいただきました。こちらはポットで冬を越して来春に植え替えます。

この日も清々しい富士山です。

野人さんチームをお見送りしてくれているようです。

野人さん、茶屋人さん、川崎さん、翼くん、ありがとうございました。そして H ちゃんと出会えた事も宝物でした。彼女が協生理論に出会えて絶望から希望に変わった、という言葉は本当にわかります。心ある人、この世の中を変えたい、自分にできる事はあるのか、と考えている人が、真剣に悩み悩んで考えるほど、諦めそうになる、絶望しそうになる、本当にわかります。私は五井先生の教えに出会い安心立命しましたが、その精神をベースに自立して自分ができる事は何か、具体的に世界の未来を作っていく方法は何かと求め、協生理論に出会え、この農法をこの富士聖地で行う事は、五井先生からのメッセージもあり、神様ごとだと思っています。

 

おまけの写真です。精進川の畑で「ショウジョウトンボ」 気持ちよさそうに竹の支柱の先に止まっています。

「アオスジアゲハ」(クスノキ科のクスノキ、タブノキなどを食草) クスノキ科のヤブニッケイの葉を全部食べられました。でも可愛い姿ですね。

自宅の2階から見た夕焼けです。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。