歓喜に舞う虫たち

今朝は小雨が降り、後は一日中曇り空でした。午後3時頃に宝山の富士協生果樹農園へ撮影に行きました。すると一番最初に目に入った花が「チダケサシ」です。いっぱい小さな花が房のようになっています。

この季節になると宝山には大きなアブがたくさん発生します。この時も私の車にバチバチと何匹もぶつかって来ていました。車から降りるのに勇気が入ります。昔北海道の牧場で3匹のアブに追いかけられ戦ったのですが、最後の一匹に噛まれてしまいました。手を振っても離れなくてアブを掴んで引き離した思い出があります。噛まれた後が紫色に腫れ上がって大変な思いをしました。それがあって苦手な気持ちになります。でも最近写真が撮れなかったので、思い切ってドアを開けました。するとアブは追いかけて来なかったので安心して撮影ができました。

「チダケサシ」の花には色々な虫が集まっていました。この子はハナアブだと思いますが、可愛いなあと思いながら撮り続けていると・・ 「オシッコ」がお尻から出て来ました。水滴のように見えますね。初めて見ました。美味しい蜜を吸いながら気持ちよさそうです。リラックスしているのでしょうね。空から一滴だけ雨が降って来たと思った時は昆虫のおしっこかもしれませんね。

「フジバカマ」

「クルマバナ」

「コウゾリナ」

「コウゾリナ」とハナアブ お尻を覗くと針がないのでハチではありません。お尻が可愛いですね。

「ウツボグサ」変わっている花ですね。初めて見ました。私には、てっぺんが太陽の塔のような顔に見えます。茎の部分もトーテンポールの顔があるように見えます。

ここの「チダケサシ」には「ジャノメチョウ」が止まっていました。

羽を広げた「ジャノメチョウ」

このバッタはイナゴでしょうか?

「イヌゴマ」

「コオニユリ」

「ヤマホタルブクロ」

今日の傑作です。とても小さな1cm位のハチ?です。触覚が長いし目がアブより小さいのでハチだと思います。夢中で花粉を食べていました。口も両手も花粉だらけです。とっても幸せそうです。見てる私も嬉しくなりました。

駐車場まで降りて来ました。アジサイと上には「ネムノキ」に花が咲いています。

アップで撮るとまだ生まれたてなのか不思議な形をしています。これが一本一本ピンと真っ直ぐに伸びて花火のような花の形になるのですね。

ほんの30〜40分ほどの撮影でしたが、色んな植物を見つけました。夏なので春のように花は無いと思っていましたが、小粒でもしっかり光っている花々と昆虫達がいました。昆虫はみんな忙しそうに蜜や花粉を集めていました。でもとっても幸せそうというか、生命の喜びに溢れていました。人間のように思い煩らう事もなく、この地球に生まれて来た生命をそのまま天に真っ直ぐに素直に生きています。この宇宙は本当は歓喜で溢れているのだと思います。人間だけが地球や宇宙とのつながりを忘れているようです。 これからです。人間がこの地上に生まれて来た本当の目的に気づく日が近づいています。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。

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