木の下にミョウガ、ヘチマ、モウイを植え、果樹周りに種を蒔きました

17日は、宝山の100mゾーンの草刈りをしました。野人さんが名付けた、この「100mゾーン」は草原の中を走る舗装された道路沿いに残された自然林の並木です。100m以上はあります。ここにはすでにアケビやクワの木、バライチゴ、サンショウ、タラノキ、ヨモギ等が自然に生えています。ここに富士聖地や宝山の富士協生果樹農園に自生している有用植物が全て見られるようにすれば、講習会や見学会にも実物が見れて便利だし、足の不自由な人も広い敷地内を歩かなくても、ここには車で来られるし、車椅子の人も触ったり食べたり出来ると話してくださいました。早く色々と移植しようと思い、2年前に木々の下にビッシリ生えているノイバラを皆んなで手がまで刈るところからスタートしました。トゲが刺さって痛かったです。それからは皮手袋をするようになりました。木と木の間が空いている場所に、ハリギリやコシアブラ、ニワトコ(エルダーフラワー)、ホウノキ、コゴミ、ミョウガ、フキ、ヤマウドなどを移植し、グミを挿木しました。他にも場所を変えて、モミジイチゴ、ニガイチゴ、ナワシロイチゴ、カジイチゴ等のキイチゴ類も移植しました。色々と移植しましたが、数が少ないので10数メートルほどの範囲で終わっています。これから、コゴミやフキ、ミョウガをもっと増やして行きたいですし、 S さんが育てているたくさん実がなるムベや大きな実がなるクワも移植したいです。サルナシ、マタタビも出来るだけたくさん移植したいです。ムカゴやガマズミ、クサイチゴもまだです。ここは人が作った野菜や果樹では無く、山に自生している蔓性植物や山菜を中心にした有用植物ゾーンになります。

野菜は植えないと言いましたが、今回だけ、木の下にヘチマとアカモウイを3個づつ植えました。協生農法仲間がネットで木に巻きついたヘチマの画像を見たそうです。やってみたいという事で、私も見たいので植えることにしました。半年ほどで収穫し終わるのでここの木を借りる事にしました。上手く成長すればご報告します。

植えた場所に風車を立てました。これでシカ除けになります。植えた後には草を被せています。木の下は草を刈ったのでスッキリしていますが、刈る前は写真を取り忘れましたが、

こんな感じでうっそうとしていました。

木の裏の方に植えていたミョウガが育っていました。この近くに購入しておいた地下茎を植えました。写真は撮り忘れました。

帰り道です。曇り空ですが、少しだけ富士山が見えました。

これからは雨も多く、いつ富士山が見られるかわからないので、少しでも見えたら撮るようにしています。太陽が見えないなあと思い、真上を見上げると・・

また、ハロがでていました。この時期は多いのでしょうか?

車に戻ると、仲間が「きれい!」と指差す方向に鮮やかな紫色の花が咲いていました。

調べると「オオムラサキツユクサ」というそうです。出発しようともう一度富士山を見ると、

富士山が姿を現しました。たった6分であれだけあった雲は何処へ行ったのでしょう。

 

ここからは18日です。今日も宝山に来ました。

今日は4人での作業です。一人は今日の夜、千葉に行くのですが午前中ならと手伝ってくれます。もう3日連続で手伝っています。

彼女は、2018年8月17日に五井先生が神事として降ろされた「・・富士聖地にはもう一つビジョンがある。ここは新しい理念に基づいた農地になる。食は人類にとって一番大切である。健康な食は世界から求められているのだ。これからはいろいろな科学者や技術者、そして植物学者や農業に従事する人たち、そうしたあらゆるジャンルの人たちが世界中から自然に集まってくる。そして、この富士聖地の周辺は大きく変わってゆく。ここから、農薬や化学肥料を使わない自然の豊富な栄養を含んだ健康な食を発信することで、全人類にそれが行き渡ってゆくのだ・・・」彼女は農業には興味がなかったのですが、この神事を実現する為に共に働いてくれています。白光真宏会の会員では無い協生農法仲間も志は同じです。

 

今日の作業は5月29日に果樹苗床から草原に定植した30本の果樹周りにカキナの種を蒔いています。種を蒔いて土を軽く被せて草を軽く被せて行きます。10本には昨年の余った大豆や小豆も植えました。草は周りの牧草やススキ、イタドリなどを草刈機で刈ったものを被せました。夕方から雨なので助かります。

こんな感じです。

富士山も見えました。

 

100mゾーンの2020年に植えたミョウガです。

ここには昨日地下茎を植えました。苗では無いので枝で印を立てています。

こちらは今日植えたミョウガです。協生農法仲間の庭で増えすぎたのでいただいて移植した11株です。

この場所はミョウガの里になりそうです。木に囲まれた程よい日陰なので柔らかくみずみずしいミョウガが出来ると思います。

木の下がすっきりしましたが、蔓性の植物に覆われていました。

これでも太い4〜5本のツルを地面でカットしました。ツルは木の頂上まで巻き上がっています。引っ張っても取れないので、チョンチョンと剪定バサミで切りました。枯れてからひっぱり下ろすしか無いと思います。このツルは「ツルウメモドキ」という名前です。

木のてっぺんまで「ツルウメモドキ」の葉っぱしか見えません。本体の木は大丈夫でしょうか?

本体の木の一番下の枝を見えるようにしました。「ミズキ」です。案外元気そうです。雰囲気がヤマボウシと似ています。

ここからは「にじいろ農園」のお花たちです。初めに目を引いたのは紫のゲラニウム(フウロ草)です。

名前は「自然林の中のにじいろ農園」のブログに書かれていました。

ハナアブとクナウティア アルベンシス

キタテハ チョウがたくさん舞っていました。

こちらの名前は見つかりませんでした。

見事です! 囲いをリニューアルして上にテグスを張ったので、カラスに抜かれることがなくなったそうです。

本当ならこんなにたくさん咲くのですね。今までで一番花の数が多いです。

クナウティア マケドニカとブログに書かれていました。本当にきれいです。

にじいろ農園は開墾が大変でした。3年間全て手作業で牧草やススキを剥がし、大きな石を運び出し、色々な素材でシカ除けの囲いを作り、台風や風で壊れてはまた作り、やっと今の完成形になりました。彼女は務めているので母親の S さんと一緒に土日に朝から暗くなるまで作業していました。頭が下がります。不毛の土地をここまでに作り上げました。何と言っても美意識が素晴らしいです。構想というかデザインがしっかりされていて美しいのです。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。