春のような精進川の協生畑

今日は富士宮市精進川地区の協生畑に行きました。現在お借りしている5段の畑と来年3月からお借りする2枚の畑の面積を測る為と、樹齢80才の梅の木の剪定と巻きついたツタを剥がす作業をする為です。

畑には白菜が元気に育っていましたが、まだ巻いていません。

こちらはキンカンの木です。3年生の苗木を植えたので実がなっています。まだ青いですが一個だけ黄色くなっています。

楽しみです。こんなに早く実がなるとは思いませんでした。

イチジク です。ここより標高が100m高い Y さんの庭のイチジク はもうすっかり葉が落ちたそうです。

これは何の花でしょう? アリさんが何匹も忙しそうに動いていました。

正解はビワでした。こちらも3年生の苗木なので実がつきそうです。

Sさんがカマキリの巣を見つけました。私は初めて見ました。そういえばこの畑でカマキリを良く見ました。

yukino さんが5段の畑にロープを張って三角形を作っています。

一人が基点になる場所にメジャーの端を動かないように置いて、yukino さんが測りたい三角形の底辺や高さの位置まで走りました。私は紙に、畑の形を絵にして書き、そこへロープの線も書いて、測った距離を記入して行きました。富士聖地に帰るyukino さんに計算は任せて、私たちは梅の木の作業を続けました。

地主の G さんが、前もって梅の木に巻きついていたツタの根元を切り、約1mほど上まで剥がしてくださっていました。ツタの根元は人間の腕ほどの太さがあり、木と一体化しているので本当に剥がすのは大変だったと思います。その上、今日はチェーンソーまで持って来て、枯れている太い枝をカットしてくださいました。ありがたいです。

上の畑から撮影していますが、高所での作業で見ている方がヒヤヒヤしました。私は高いところが苦手です。緑の葉はすべてツタの葉っぱです。カットした枝を下にいる者がノコギリやナタでさらに短くカットして運びやすくしました。

 

さあ、ここからは植物に詳しい Y さんの出番です。長年ご自分の広い庭の手入れをされているので、木に登るのは慣れていらっしゃいます。残す枝を見極めながら剪定して行きます。下にいる女性陣はツタを引っ張っています。

絡んでなかなか取れないので、皆んなで力を合わせて引っ張っています。

梅の幹に巻きついたツタをカットした切り口です。これは上の方なのでまだ細いですが、全長にヒゲ根のようなものがビッシリ生えて木に食い込んでいて、ここからも養分を吸い取っているようです。ここまでくると梅を助けるしかありません。

Y さんカッコイイです。

枯れている枝かどうかを長年のカンで見極め、体重をかけて良い枝に足をおいてバランスをとっています。

枯れた枝のカットが終わった後も、上の枝に絡んだツタをカットしています。

彼女も脚立に乗って届く範囲のツタをノコギリで切り取って行きました。

どうでしょう。かなりスッキリしました。80年も締め付けられたまま良く生きていたと思います。ツタの影響で枝が結構枯れていましたが、これから伸び伸びと元気になると思います。急に締め付けが無くなって梅の木は今どんな気持ちでしょう? 喜んでくれていると良いのですが。

山水エネルギーを求めるように川の方に伸びた枝から花が咲いていました。今日は暖かい日でした。

まるで春のようです。

虫も大喜びです。

Y さんが、「ホトケノザ」だよと教えてくれました。

可愛らしい花です。これって春に咲くんじゃないでしょうか?

その横にスイセンがずらっと咲いていました。

これから冬だというのに、春が来たような風景でした。河口湖町も富士聖地も朝は霜が降りて凍っていますが、まるで別世界です。4時間ほど働いて、皆んな汗をかきました。頭も顔もつるやそのひげ根をノコギリで切る時に出る粉でザラザラになりました。でも太陽をいっぱい浴びて、青空の下での作業は疲れても気持ちが良いのです。今日も皆んな精一杯働きました。

 

帰り道の富士山です。

やはり雪が少ないですね。

 

河口湖に帰って来ました。15時50分の富士山です。もう日が沈もうとしています。

こちらに帰ると急に寒いです。ダウンジャケットが必要です。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。

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