モグラ対策は連結ミニ協生キットになります
昨日と今日の2日間で、電柵の中の果樹のモグラの穴対策を行いました。
この場所には290本の果樹の苗木が植えられています。電柵の中も外もモグラだらけなので、場所を変えても同じ事になると思いました。牧草と果樹という多様性の乏しい環境なので、いっそ果樹の周りの牧草をはぎ取って土を入れ、そこに多種類の野菜やハーブの種をミックスして蒔き、ミニ協生キットを作り連結させてゆこうという事になりました。
昨日の作業の様子です。皆んな手がまで果樹の苗木の周りの牧草を丸くはぎ取ってゆきました。
はぎ取る前の状態です。
牧草をはぎ取った状態です。
地面よりへこんでしまうので、はぎ取った後に土を入れてゆきます。
土を入れ終わった状態です。
後から手伝いに来た男性スタッフが、スコップで苗木周りを円形に切り込みを入れてゆき、その後手で牧草をはぎ取っていました。その作業がとても早かったので真似る事にしました。スコップで切り込みを入れます。
硬い場所だとスコップが少ししか入りませんが、手がまでやるよりは早いですし、根を深く切れます。
皆んなが作業しやすいように切り込みを1時間以上やっていると、疲れてスコップの上にジャンプして乗るのが辛くなって来ました。そこへ、救世主がやって来ました。yukinoさんです。お願いすると次々と切り込みを入れてくれました。スコップが根元まで真っすぐ入っているのがわかりますか。長靴は地面の上にあるように見えますが、スコップの上に乗っています。
苗木の周りに切り込みがあるのが見えますか? 円形の中の牧草をホールケーキをカットするように手がまで切ってはがします。
牧草をはがしています。
根の厚さは10cm以上あります。
仕上がりの状態です。
昨日は女性6人、男性4人で行いましたが、雨が降って来たので13時半に終わりました。全体の約4分の1を終了しました。
今日8日の作業です。
朝のうちは富士山が見えましたが、黄砂の影響か透き通った青空ではありませんでした。手前はヒメリンゴの花です。
今日もyukinoさんが果樹の周りにスコップで切り込みを入れて行ってくれました。私もやりましたが1時間が限界でした。
切り取った牧草。黒々とした土がいっぱい付いています。
それを手がまの背で何回も叩いて土を落とし、元の場所に戻します。
左が土がついた牧草、右が土を落としてほとんど根だけの牧草。昨日ははぎ取った牧草は横に置いて土を入れてゆきましたが、手間はかかっても牧草の土を落として戻したほうが果樹にも良いと教えてもらい、今日はなるべく土を落とす様にしました。
地元協生農法仲間の親子です。桜子ちゃん5年生になりました。お手伝いありがとう。
yukinoさんの息子さんがお母さんと一緒にお手伝いに来てくれました。3年生になったばかりなのに力持ちです。大人と同じ様に一輪車に土を載せて運びました。すごい!
今日は協生農法チーム男女11人と子供2人、そして白光真宏会職員も4人入れ代わり立ち代わり30分から1時間手伝ってくれました。短い時間でも本当に助かりました。
どんどんと作業が進みました。
ヒメリンゴの周りの牧草をはがした状態です。まだ土を落としていません。
土を丁寧に落として戻すと、ほとんど新たに土を足す必要がない程の量になります。土を運ぶ重労働が軽減できます。これはまだ土を足していない状態です。残った根は周りにひっくり返して置いています。
奥からの風景です。後1列で終わりです。
反対の入り口からの写真です。
正面左端からの風景です。右端の列から始めたのでこれで全て終わりです。
1列約35本が8列あります。枯れたものやポットに保護したもの、林に移植するものを除いて約250本の果樹周りの牧草をはがしました。3日間かかると思っていましたが2日間で終了しました。富士協生果樹農園チームの皆んなは8時半から途中お昼休憩30分を入れて15時半まで7時間ぶっ通しで頑張ってくれました。次回はSOPP終了後に林のブルーベリーをモグラから救わなければなりません。モグラはまた穴を掘ると思いますが、牧草だとどこを掘ったか見えません、土だと盛り上がるのでわかります。その穴にモグラが嫌いだというスイセンを植えたり、シキミを置いたりしてみようと思います。もちろん穴を埋めてからです。そのうち今より多様性ができ生態系が回復してくれば治ってくれると思いますが、何年もかかると思います。
これはなんでしょうか?
正面入り口です。
横の窓ですね。お昼まで手伝ってくれた桜子ちゃんがお母さんと一緒に小屋を作っています。今日作る約束をしていたそうです。貴重な時間なのにお昼まで手伝ってくれてありがとう。まだ屋根ができていませんが楽しみですね。今度お邪魔しても良いでしょうか?
今日も一日ありがとうございます。
地球さんありがとうございます。