ちょこっと歩くだけで有用植物がいっぱい

富士聖地まで車で後5分の場所です。以前、聖地に着いてから写真を撮ろうと思ってここから撮らなかった日、聖地に着くと富士山は雲の中という事が何回かありました。雲があるとアッという間に雲に隠れてしまうので、見えた時に撮っておこうと思いました。

雲も風もあります。

聖地に着いて、農園に移植したヤマウドに水をやりに行きました。やはり富士山はほとんど雲に隠れてしまっています。

キクイモは丈夫ですね、順調です。

オニグルミの幼木がビッシリです。まるで人為的に苗床を作ったようです。このような場所が何箇所かあります。

背丈は2〜3mはあります。これを活用しない手は無いと思い、2週間程前にススキの草原に移植しました。

大きいものは掘り出すのが大変なので、なるべく小さなサイズを選んで約10本移植しました。無理せず、少しづつ掘り出して移植してゆきたいです。ススキを放置すると荒地になるだけなので、いずれクワの木を移植して木の葉を茂らせ、それで日陰になる事でススキを衰退させてゆく予定でした。ススキに勝てる草は無く、木が大きくなる事で衰退してゆくと野人さんから教わっています。クワの木は丈夫だし、酪農モデルを作る時、葉も実も牛のエサになる、地に生える草と木になる葉や実でエサがお重箱状態の二段になって、草だけより倍の量になるし、牛も美味しい実が食べられて嬉しいはずと言ってました。それなのでもちろんクワの木を移植してゆきますが、せっかくたくさんのオニグルミの幼木が自生しているので、こちらも活用して早く日陰を作りたいです。

水のタンクを片付けに行くと、ここのクワの実はかなり赤くなっていました。この側のクワの実は少しですが黒く熟しているものがあり、試食すると、とっても甘かったです!! 今年は豊作です、楽しみです。

まだ時間は9時過ぎです。少し頭を出してくれました。

午後3時過ぎに協生農法に関心がある同僚と散策しました。農園の方には上って行かず、近場をプラプラしました。まず、本館近くの「リョウブ」の説明をし若葉でリョウブ飯にして食べた話をしました。次に「フジザクラ」のサクランボを食べてもらい、続いて「クマザサ」の新芽(巻いてとんがった部分)を上に引っ張ってスポッと抜いて、下の柔らかい部分をかじってもらいました。そこから七つの場に行き、「サンショウ」のメス木になっている青い実もかじってもらいました。少し痺れますが香りが最高に良いです。そのちょっと上の場所に生えている「ガマズミ」の白い実を見てもらい、これが秋から冬に真っ赤な実になることを伝えました。今度は中央広場の方に降りて、痺れた唇を癒してもらう為に、「ワイルドベリー」の可愛らしい甘い実を堪能してもらいました。その側に生えている「フキ」の茎も葉も食べられること、「イタドリ」の新芽も炒め物にして食べると美味しい事を伝えました。「コゴミ」も少し取れました。「ヤマボウシ」は目立つ場所にあるのですが、皆んな知りませんでした。実がなったらぜひ食べてもらいたいです。最後は「ニワトコ(エルダーフラワー)」を紹介して終わりました。書いていて、ちょっと散策するだけで10種類もの有用植物が自生していることが分かりました。驚きです。

 

今日も一日ありがとうございます。

地球さんありがとうございます。